医学占星学の基礎
12星座には、それぞれ支配する部位と必要な元素があると言われています。欧米における今までの「メディカル・アストロロジー」の研究では、人体を組織している元素は22あり、陰極と陽極に分けられます。陰極というのは人体がすでに保有している元素です。陽極というのは、補充する必要のある元素ということです。
この陰陽のバランスがとれてこそ、人間は健康を維持できるということです。むかしから私たちの体は、ミクロ・コスモスと言われています。栄養のバランスを取ることで、いろいろな病気の予防が出来るということでしょう。
なお、医学占星学は、今までの研究家も、私ちゃんどらもいまだ研究中といったところです。したがって、これが確定された理論ではありません。ただ、大いに参考になる人もあるでしょう。
では、最初にまず、12星座の「陰陽の元素表」を出します。これは、太陽サインだけでなく、月のサインやアセンダントのサインにも当てはまりますので、チャート分析の参考にしてください。
A、12星座宮と元素
星 座 名 |
陰 極 |
陽 極 |
おひつじ座 |
イオウ |
リン |
おうし座 |
リン |
ヨウ素 |
ふたご座 |
塩素 |
カルシウム |
かに座 |
カルシウム |
フッ素 |
しし座 |
マグネシウム |
カルシウム |
おとめ座 |
ヨウ素 |
鉄 |
てんびん座 |
鉄 |
カリウム |
さそり座 |
ナトリウム |
塩素 |
いて座 |
カルシウム |
イオウ |
やぎ座 |
カルシウム |
けい素 |
みずがめ座 |
カルシウム |
ナトリウム |
うお座 |
ナトリウム |
イオウ |
これはどういうことかというと、つまり、例えば、おとめ座の人は「鉄分」が不足しやすく(貧血などになりやすいので)補給すべきであり、みずがめ座の人は「ナトリウム」が不足しやすいので多めに摂取する必要があるということです。実際にこれが当てはまるかどうかは、自分や家族・友人のチャートなどから各自判断してみてください。
B、12星座宮に対応する体の部位、金属、宝石、色彩などの表
星 座 名 |
体の部位 |
金 属 |
宝 石 |
色 彩 |
おひつじ座 |
頭、顔 |
鉄 |
ダイヤモンド |
赤 |
おうし座 |
首、咽喉 |
銅 |
サファイヤ |
ピンク、水色 |
ふたご座 |
耳、手、腕、胸 |
水銀 |
めのう |
黄色、中間色 |
かに座 |
胃、乳房 |
銀 |
真珠 |
真珠色、明るいベージュ |
しし座 |
心臓、脊柱、 背中 |
金 |
ルビー |
金色、オレンジ |
おとめ座 |
腸 |
水銀 |
縞めのう |
緑、ネイビーブルー |
てんびん座 |
腎臓、腰 |
銅 |
水晶、サファイヤ |
空の青 |
さそり座 |
生殖器、 排泄器官 |
鉄、プルトニウム |
オパール |
ワインレッド、えび茶 |
いて座 |
肝臓、臀部 大腿部 |
錫 |
トパーズ |
バイオレット |
やぎ座 |
ひざ、すね |
鉛 |
トルコ石 |
茶色、黒 |
みずがめ座 |
くるぶし |
ウラニウム |
アメジスト |
電気火花の青 |
うお座 |
足 |
錫、ネプチウム |
ムーンストーン、さんご |
海の青緑 |
C、惑星と体の部位、病気
太陽
体の部位・・・心臓、脾臓、背中、男性は右目、女性は左目、前頭葉
病気・・・心臓と循環器系の疾患、眼の病気、組織の新陳代謝に関係のある病気、細胞の活力や生命力に関係する病気
月
体の部位・・・乳房、子宮、胃、消化器、リンパ腺、食道、胆のう、交感神経、関節髄液、脳の古い皮質
病気・・・消化器系の病気、リンパ腺の病気、小児の罹りやすい病気、遺伝による病気、ガン、ヒステリー、感情の鬱屈による病気、風邪、生理不順、乳房の疾患、脳の古い皮質の病気
水星
体の部位・・・手、気管、声帯、脳、耳、神経全般
病気・・・心の問題から来る病気、言語障害、聴覚障害、呼吸器系疾患、手や腕の怪我や病気、神経障害
金星
体の部位・・・咽喉、腰部、耳、腎臓、生殖器、あご、頬、眼
病気・・・腎臓病、腰の痛み、耳鼻咽喉科の病気、不摂生から来る病気、卵巣の疾患、貧血、静脈の病気、性病
火星
体の部位・・・頭部、筋肉組織、性機能、生殖器、体温、顔、味覚、臭覚、前頭葉、膀胱、副腎
病気・・・頭痛、熱が出る病気、急性の病気、ヘルニア、事故による怪我、火や刃物を扱うときの事故、やけど、丹毒、盲腸炎、筋肉の病気と怪我、出血、高血圧などによる脳卒中
木星
体の部位・・・肝臓、大腿部の関節、胆のう、胆汁、大腿部の関節、血液、動脈、栄養を摂取したり太らせたりする機能、成長ホルモン、生殖欲を司る脳の機能
病気・・・肝臓病、消化不良、黄だん、ヘルニア、浮腫、動脈の病気、うっ血、脳溢血、肥満、過食、組織の肥大、巨人症、アル中
土星
体の部位・・・歯、骨、関節、皮膚、毛髪、耳
病気・・・リウマチ、麻痺や衰弱、様々な皮膚炎、骨折、関節炎、歯痛、栄養失調、痛風、老化と老衰、体の一部を切除する病気、寒さによって起こる病気、低血圧
天王星
体の部位・・・中枢神経、脳下垂体、脳脊髄神経、くるぶし
病気・・・血液の循環系統の故障、脊髄神経の故障、神経症、放射能による疾患、ヘルニア、てんかん、けいれん、何かのショックによる体の不調、神経衰弱、“気のめぐり” の悪さによって起こる病気
海王星
体の部位・・・太陽神経叢、松果腺、ライデン腺
病気・・・心身症、気絶する、分裂症、薬のアレルギーによるトラブル、心霊的な原因による不調、病的な信仰、ガス中毒、麻薬やアルコール中毒、食中毒、性病、官能的なことにおぼれる、すぐに逃避する、虚言癖
冥王星
体の部位・・・生殖器、尾てい骨の部分、直腸、肛門
病気・・・夢遊病、性的倒錯、性同一性障害、戦争などのトラウマが尾を引く、環境破壊や公害による病気、集団幻覚、集団的な妄想、クンダリニー障害、過激な生き方による心身のトラブル
キローン
体の部位・・・木星とほぼ同じと思われる
病気・・・不可抗力の怪我、過去の体験から来るトラウマ、強迫観念、民族全体の生き方や道徳観念または宗教から来る様々な心理的圧迫